いしたまの自由blog

医学部の学生が医療系を中心に自由に物事を書くブログ

僕が生物から物理にして医学部入試で苦労した話

皆さんこんにちは!!
今年の夏は本当に暑いですよね。
熱中症を防ぐにはスポーツドリンクを飲みましょう。
周りの人が熱中症の症状を出した時には...
水ではなくスポーツドリンクをあげてください!!
電解質が入っていない飲み物を与えると、かえって症状が悪化してしまう恐れがあります。

 

 

はじめに


さて、僕は医学生として日々医学の勉強に励んでいるわけですが、僕は2浪して医学部に入りました。
偏差値50前半の高校でしたが、高校1年や2年の時は某有名模試で偏差値70の医学部の志望者中の席次は必ず1桁に入っていました。
高校1,2年の模試はあてにはならないのですが、生物では全国1位になったことあります。
 
高校3年に上がるときに人生で1番のミスをしてしまいます。
 
はい、

理科の科目を生物から物理に変更しました。
 

 

僕が選択を誤った理由

僕は以下の3つのネットの情報に流されてしまったんですね。
①医学部の生物は難しく、点数が取りづらい
②数学が得意であれば物理の習得は楽
③物理は満点が狙える
 

医学部に入ってから役に立つのは?


結論から言います。
医学部に入ってから役に立つのは圧倒的に生物
物理は医療系以外の学部も考えている人が取るといいかも。
 

物理は医学部ではあまり使わない


僕が医学部に入って物理の知識を使ったのは、今までで放射線領域のみです。
医者になって放射線治療を極めたい、CTやMRIを根本から追求したいって人以外は生物の方がおすすめです。
しかし画像診断は物理の知識ではなく、解剖学の知識の方が必要となるし、いちいち頭の中で物理の知識を巡らせながら画像を読影する医者はいないのではないでしょうか(笑)
ただ、放射線療法に関しては多少の放射線に対する知識があったほうが良いような気もしますが、それも基礎的な知識で十分だと思います。
 

基礎医学と高校生物は多くがリンクしている


対して基礎医学は高校生物の知識があると圧倒的に楽です。
実際、僕は高校生物の知識で大学の基礎医学の試験はあまり勉強せずにすべてS評価でパスしてきました。

 

物理でも医学部は簡単では決してない


僕の場合、物理で医学部入試の突破が楽になったとは全く感じませんでした。
むしろ物理にかなり足を引っ張られました。。。
本番でも英語、数学、化学が順調にいったのに物理でかなり点数を落として1次不合格という結果に終わった大学が多々ありました。
 
数学が得意なら物理の習得も早いってことに関しても僕はそうは思いませんでした。
微分積分を用いる物理を教わったときは確かに解くスピードは格段に速くなりました。
ただ物理自体の成績はあまり上がらなかったですね。
実際、僕の周りにも数学は得意なのに物理が苦手、物理は得意なのに数学は苦手って人が結構いました。
 
何よりも物理の勉強に時間を割いてしまって他の科目の勉強が疎かになってしまったって、一番やってはいけない状況を作り出してしまったんですね。
 
 
僕は物理選択を勧めないわけではありません。
実際でも物理選択者の方が多いのは事実です。
 
ですが
途中から科目変更だけは絶対しないでください。
 

最後に


医学部入試の突破法は人それぞれです。
やはり得意科目を武器にして入試を突破するのがセオリーですよね。
 
理科の科目選択で迷っている方も、自分が一番得意な組み合わせでとるのが一番です。
医学部に入ってしまえば後は医学の勉強を頭に叩き込むだけなので、自分が入試で何をとるかで迷っている時間は無駄ですよ!!
 
ただ、入学後も楽にスタートを切りたければ、医学生の立場からは生物をお勧めします!!
 
今は理科の科目間での点数の標準化が行われている大学が多いと思うので、自分がコレを取ったから有利とかそういうことはなくなっているので安心して自分の得意な科目を選択してください!!
 
ではまた。。。